冬の華
憂悶の機先…戒飭
自分の居場所がなくなり
他の何かで埋まる様子を
唯、為す術もなく見守る。
悲しいわけでも
憎いわけでもなく
唯、空虚な切なさだけが渦巻く。
同じ空間に立ち受け取り
同じ空気を感じ受け止め
気持ちを共感し受け入れ
「…終わりにしよう」
その蔭を俺は包み込もうとした。
「お止めください…」
足下から冷たい気が立ち上る。
纏った気と同様の冷たい声を。
「使い魔にも管轄がある事は、
ご存知ありませんでしたか?」
背中で聞く。
他の何かで埋まる様子を
唯、為す術もなく見守る。
悲しいわけでも
憎いわけでもなく
唯、空虚な切なさだけが渦巻く。
同じ空間に立ち受け取り
同じ空気を感じ受け止め
気持ちを共感し受け入れ
「…終わりにしよう」
その蔭を俺は包み込もうとした。
「お止めください…」
足下から冷たい気が立ち上る。
纏った気と同様の冷たい声を。
「使い魔にも管轄がある事は、
ご存知ありませんでしたか?」
背中で聞く。