冬の華
神様って皆無に等しい以上は、

「一つ一つ対応していては、
ロスが大き過ぎます!
小さなことに力を使うは得策だと思えません寧ろ愚策です!」

「あんたがそれで良いと思うならそれで良いだろう。
同じ様に俺には俺のやり方がある以上誰の指図も受け入れる気など最初からないんだ」

使い魔の言い分を聞くのは、
俺の役目じゃないはずだ。

にもかかわらず、
俺はまた奴の納得するまで
付き合う気でいた。

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