冬の華
大和の顔付きが変わった。
「お前…わざと流したのか?」
「用心深い種族なんだ。
差し出さなきゃ姿さえ現さない」
深く吐き出し前を見据える。
「俺は零稀の様な力は持ってねぇヤバいと思ったら引き摺ってでもお前を連れて逃げるからな」
大和に力強く頷き返す。
「勝負は一瞬だ。
ご主人の体から引きずり出す」
本拠地へと繋がる扉に大和が
手を掛け押し開ける。
身体を震え上げさせる霊気に
大和が僅かに引き下がる。
その身体を後ろから抱き留める。
「よく聞け!
お前の棲みかはもう終わりだ。
お前に新しい棲みかをやる」
「お前…わざと流したのか?」
「用心深い種族なんだ。
差し出さなきゃ姿さえ現さない」
深く吐き出し前を見据える。
「俺は零稀の様な力は持ってねぇヤバいと思ったら引き摺ってでもお前を連れて逃げるからな」
大和に力強く頷き返す。
「勝負は一瞬だ。
ご主人の体から引きずり出す」
本拠地へと繋がる扉に大和が
手を掛け押し開ける。
身体を震え上げさせる霊気に
大和が僅かに引き下がる。
その身体を後ろから抱き留める。
「よく聞け!
お前の棲みかはもう終わりだ。
お前に新しい棲みかをやる」