冬の華
何が引っ掛かるのか納得する様子がないから…。

「そんなに気になるなら…
バイトはしてもいいけど、
門限は20時だ。
それ以降は有り得ない」

条件を付けた。
今時高校生でも20時はない…。

そんなバイトが、
見付かるはずがない。

「勉強は絶対にサボるなよ?」

更に駄目推し。

「それなら此処にする」

既に目星を付けてあったらしく…

直ぐにコールを押す。

なっ…、何
そんな都合の良いとこ
マジに有るのかよ?

「はいでは、明日お願いします」

面接の予約を取り付けたのか、
満面の笑顔で俺を見る。

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