冬の華
山から早目に切り上げて、

日頃の感謝に…

「悪い今日は外で飯食うから」

留守番のワンダに一人分の食事を差し出し、

彼女のバイト先に向かう。

たまにはいいよな?

バイト先のカフェは、
大人玩具やフィギィアにアイドル用品の店が立ち並ぶ一角にある
雑居ビルの中。

「何だ?大丈夫かよ?」

胸騒ぎを覚え、
不安な気持ちを抱え…

店の前に立つ。

入口には食玩のオブジェ、
見たとこ普通のカフェだ。

木製のドアを開け立ち入る。

「お帰りなさいご主人様」

胸元から覗く谷間に、
袖口から覗くブラに、
しゃがめば確実に見える
短過ぎのスカートに、

呆然と立ちすくむ。

< 70 / 298 >

この作品をシェア

pagetop