アレミヤ・パニック

殺し屋の方々

「さて、はんこも終わったし外行きますか。」

シルフィーネの本拠地は豊かな自然に囲まれている。
そのせいかファミリーの人達も温厚な人が多い。

「よう、姫!」

「ああ、カイン達か」

カインは7代目(例の死んだ)の友達だ。
若く見えるが実は30後半位らしい。

「姫、今日殺し屋来るんだって?」

この人はロイ。カインと同じく7代目の友達。40後半位。

「そうそう、くるみたい。」

「まあせいぜいヘマしないように頑張れよ!!」

「ヘマとかしないし(怒」

「ははは、じゃーな!!」

「うん」

あの人達は最初から優しかった。
つまりいい人達。

私は正式な女性から産まれたのではないのに、一番血が濃くでたので本拠地に来る事になった。なので、それを良く思ってない人もいまだにいたりする。

あからさまに「お前嫌いです」みたいな人もいる。  ウザイ…。

「あ、いた。ゼン!」

「ワン!」

ゼンはシェットランド・シープドッグという種類の犬。
私の命令にしか従わない賢い(?)犬だ。

今日はゼンの散歩も兼ねて東の森に行こうと思う。
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