ぶす恋
そのあとは、どうやって過ごしたか覚えていない。
気がついたら、家のまえまで来ていた。


ガチャッ
家のドアを開けてなかに入った。

自分の部屋にいき、ベッドに倒れこんだ。



どうしよう
雪音ちゃんは、すごくいい人。
でも、けんとくんのこと好き。

辛い。
まさか、ドラマみたいなことが自分の身におこるとは思わなかったよ。

私どんかんすぎだよね…。
友達に好きって言われてやっと気ずくなんて。
こんなことになるなら、いっそのこと好きにならなければよかったのかもね。

それとも、出会わなければよかったのかな?




決断しなきゃ。
雪音ちゃんをとるか、けんとくんをとるか。

でも、もう少しだけ、もう少しだけ時間がいるかな…。
ちゃんと、もう少ししたら答えだす。

そう決めたんだ。








この決断が、間違ってたのかもね。



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