ぶす恋
なんだったんだろう…?
もしかして、けんとくんは私のことが好…
んなわけないよな。
私のこと好きになる人なんて、いるわけないよ。
きっと今のは、私が泣いてたから。
うん!そうだよ。
ここまで考え、私は睡魔に襲われた。
「…ん……華恋!」
ん…?
あ…寝ちゃったんだ。
「雪音ちゃん…。今何時?」
「もう、4時!学校おわちゃったよ~。」
ふぁ~…。
よく寝た。
「目赤い…。ねえ華恋。なんかあったの?もしかして、私のせい?」
どくん…
なんて言えばいんだろう?
「あのね、全部話すから聞いてくれる…?」
雪音ちゃんは、真剣な顔になりうなずいた。