満員電車*チカンからはじまった恋*
翌日。


緊張のせいであまり寝れなかった。


寝不足だけどあくびは出ない。


用意ばっちりで駅に向かう。


メールをしていくうちに、地元が同じということがわかり、地元で会うことになったんだ。


今日の天気は晴れ。

冬にはうれしい日差しがある。


待ち合わせ時間の10分前に俺は着いた。


まだいないだろうと思いつつまわりを見渡すと、水玉模様のワンピースにコート、少しヒールの高いブーツ、昨日と同じ髪型の美羽さんがもういた。


まだ10分前なのに…。


俺は少しドキドキしながら美羽さんのもとへ向かう。


「美羽さん!」


名前を呼ぶと、携帯を見ていた美羽さんはキョロキョロし、俺を見つけた瞬間に携帯を閉じた。


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