満員電車*チカンからはじまった恋*
★第3章
クリスマス。


七海と郁ちゃん、良平と雫みたいな恋人のためにあるような行事。


昨日のクリスマスイブはバイトだったから、寂しいとか特に何も思わなかった。


でも、クリスマスの今日はバイトがない。


せっかくバイト行けるって言ったのに、まさかの休み。


こんなにうれしくない休みは初めてだ。


親はいい歳してデートに行くらしいし、妹は友達とクリスマスパーティーだし。

俺は1人寂しく過ごす。


せっかくの休みだからゆっくりするため、昼まで寝ようとしたものの、なぜか朝の8時に目が覚めてしまった。


やることもない俺は朝ご飯を食べ、今は勉強している。


クリスマスにまで勉強するほど真面目じゃないんだけどな…。


でも、まぁ勉強して損はない。

七海たちと3年でも一緒のクラスになりたいから。


俺の学校は成績でクラスが決まる。


みんな当たり前のように頭がいいから、一緒のクラスになるには勉強が必要なんだ。



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