満員電車*チカンからはじまった恋*
俺は美羽さんを抱きしめた。


抱きしめずにはいられなかったんだ。


「隼人くん…悲しませちゃってごめんなさい…」


確かに悲しかった。


でもそれ以上にうれしすぎるんだ。


「美羽さんは美羽さんじゃん。年上とか年下とか関係ないと思う。俺は美羽さんが好きだよ。

美羽さんは俺が年下なの嫌?」


俺の腕の中で美羽さんは首を横に振る。


だろ?

年齢とか経験とかそんなの関係ない。

『好き』っていう想いは…色んな壁を越えられるんだ。


「美羽さん、俺と付き合ってよ!」


「…うん!」



-END-


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