あたしの中のアタシ。
01.しあわせ
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それは突然に訪れた。
まるで、冷たい風が全てを奪い去ってっいたかのように。
さっきまで泣いていた綺羅の涙を指で拭い、ゆっくり立ち上がる。
──誰も守ってくれないなら、自分で自分を守ればいい
「もう大丈夫。
あたしはアタシが守るから。
ねぇ?綺羅?」
アタシはアタシの中の綺羅に、そっと呟いた──
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