あたしの中のアタシ。
まるで時間が止まっているかのように、誰も動かず、何も言わない。
「アンタたちは毎日毎日、アタシを殴ったじゃない」
「…っそれは!」
「アタシが夏を突き落としたから?」
「当たり前だろっ!」
「お前がいたら、夏が怖がるだろーが!」
「アタシは、そんなことしてない」
「てめぇ、まだそんなことを…」
「証拠あるんでしょ?」
「はっ?」
「まさか証拠もないのに、あんなにを殴ってた訳じゃないでしょう?」
「…っ」