神様・俺様・速人様
波乱の学園生活
なんと芸能科代表は、………
「芸能科代表、山瀬速人」
───……低い…声。
「芸能科は、普通科の逆。つまり、女子がいない。」
ななっ!!!!!
「普通科の男子を、芸能科に!芸能科の女子を普通科に移動させる。」
はぁー!!???!!
なんだそれは!!!!
「「「やりー!!!」」」」
普通科の男子は雄叫びをあげる。
そっ………そんな簡単に決めていいの!?
「普通科~後で移動届け取りにこいよ」と先生。
なんだ…それは???
「じゃっ!!全校集会おーわりっ」
あいつはそう言って舞台裏に来た。
「ん?」
あいつはあたしに、気付いたようで、こっちに向かって来た。
「カミカミスピーチどうもでーす」
あいつはあたしの耳元で呟く。
『─~~☆∞ω★χ〇!!??』
あたしが耳を押さえて赤くなると、ニヤリと口の端を上げて消えていった。