神様・俺様・速人様


教室に戻ると、かみはらさんは席に着いていた。

近くでみると、気が強そうな、勝ち気と言うか…あんまり関わりたくないなと思ったが…

「相原さん!麻生さん!」

そう呼んだ声はすごく綺麗な声をしている。

『かっ…かみはらさん』
「やっぱり、!!!」

「『……へ?……』」

「陸上だよね!!!あたし、神原綾那(アヤナ)水泳だよ!よろしく!!」

なんと予想外。かみはらさんは見た目とは裏腹にすごく、人懐っこい。

「よろしく!!あたしは…」
史華が自己紹介を初めようとすると
「相原史華ちゃんだよね!!長距離の!!!」

でっ~とあたしの方をみて
「麻生秋穂ちゃんだよね!!短距離の~」

『なっなんでそんなに知ってるの!?』

「あたし、陸上好きなんだ♪」

好きなんだ♪って…

でも、すっごくいい人。

「あたしは、史華でいいからね!!」史華は、かみはらさんの手を握って笑顔で言った。

「ぁっ!!あたしは綾那でいいからね♪」

とかみはらさん。

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