神様・俺様・速人様
「意外?」
『あたしが、陸上が好きみたいに、速人も歌が好き。直哉にも聞いたけど、やらされてるというか…趣味みたいなもんだって。』
「趣味か」
『そお思うと、芸能人って歌が誰よりも好きってゆう人の集まりだと思ったんだ…』
「…………」
『あたし、芸能人よく知らないし?あんまわかんないけど………』
「オレは…さぁ芸能界の厳しさ、五歳から知ってるけど、考えたことも無いわ…」
『速人…』
「もう寝るわ。」
無理やり速人は話題を変えた。
あたしに背を向けて…