神様・俺様・速人様

下で寝てる速人は本当にきれいな顔をしている。

確かに女の子が好きそうな顔立ち…

だからあたし、動揺してるのかなあ…………

こんなきれいな顔をしているのに女嫌いなんて。

速人の顔を見ながらあたしは、ぼんやりそんなことを考えていた。

『?メール………』

あたしの、ケータイが暗闇で光っている。

ケータイの画面には「史華」の文字。

-今、速人くんの部屋?-

-そうだよ。-

-わかった。明日の朝練無いから、ゆっくり休みね-

-了解~-

改めて速人の部屋をみわます。

いかにも、男の子の部屋的な感じ………
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