吸血鬼と囚われ姫君
そろそろ学校が見えてくると
私は顔を上げた。
よかった。
そこまで涙出てない。
「もうちょっとしとけば
よかったのにっ。」
でもレオはすねた
可愛かった。
そういう姿誰にも見せたくない。
「ねぇねぇあのチャリの人
かっこよくない?」
「チョー好みなんだけどっ///」
「後ろの子って彼女?」
「似合わなくない?あの人と。」
やっぱりレオの後ろに
乗ってくるべきじゃなかった。
レオがかっこいいことぐらい
私だって分かる・・。