平凡彼女はシンデレラⅡ
「ねぇさすがにもう上がらない?手がふやけた~」
「確かに…。」
「卓斗先に出て!!」
「はいはい…。」
結局ずっと喋りっ放しだった。
「あ、奏愛…。」
「ん?何?」
「明後日朝早く出ようと思うんだ。」
「…わかった。」
奏愛と離れるのが辛くなる。
「見送りはいらないから。」
「ん…。」
それから静かな時が流れた。
「卓斗…。」
「何?」
「待ってるからね。」
「わかった。」
それからは甘い一時。
それはそれは、幸せな時間だった。
奏愛…大好きだよ…。