青空の奇跡


ズキン


街の中をお祭り騒ぎのように、パレードする模様をみた瞬間、なぜか頭痛が頭を襲った。


なんだ‥‥頭が‥割れるみたいに痛い‥


頭を両手で抱えながら、もう一度テレビを見る。


画面には‥‥小さな金髪の少女がいた。



ガンガンガンガンガンガン!


頭の中を誰かがノックするかのように度をこえた頭痛が俺を襲う。

椅子から崩れ落ち、床に転がった。

未だ頭は壊されるかのような痛さに見まわれ、俺はとうとう額を床にぶつけ始めた。


「ぁぁあああー!!」


誰か助けて‥‥

このままじゃ死んじゃう‥‥

だれか‥‥












ピーンポーン


ピーンポーン



ガチャッ



「和己ー?入るよー?」



「‥‥‥‥和己?!
おい!大丈夫か!!しっかりしろ!」



「‥‥‥圭か‥」



圭が俺の体を強く揺すぶって、俺は目を覚ました。



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