STARTING!
「り…遼平さんっ!?」
「桃がかわいーのがいけねぇんだろ?」
目茶苦茶な理由だが、今の俺にはそんな事は関係ない。
俺は桃の顎を持ち上げると、勢いよく唇を重ねた。
「…っん………」
時々漏れる桃の声に、俺のボルテージは最高潮。
俺が桃の服に手をかけた時だった。
「…家でイチャついてくれませんか、遼平君達?」
俺の耳に入って来たのは、明らかに場違いなヤツらの声。
桃は見られたくないシーンを他の人に見られて、「きゃあっ!」なんて叫んでいる。
俺は不機嫌さMAXで声のした方をギロッと睨んだ。
.