STARTING!
ラブリング★依知side
「それじゃ、大翔と日向の事、よろしくお願いします」
「まかせてね、依知君!
光里ちゃんも楽しんでらっしゃいね」
「うん!」
光里はおばさんにニッと笑いかけると、俺と一緒に車に乗り込んだ。
俺はアクセルを踏んで、小原家を後にした。
今日は、あの菅谷グループ主催のパーティーの日。
大翔と日向は、光里のおじさんとおばさん家で預かってもらう事にした。
久しぶりの懐かしき小原家。
そして、何年経っても変わらないおじさん達の優しさ。
俺はそんな事実に、顔が少しだけ綻んだ。
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