男子上等!!
「////っ………
メ、メガネ………」
旬は、さらに顔を赤くして言った。
んっ?
メガネ………?
………あっ!!
俺メガネしてねぇ!!
急いで風呂場に取りに行った。
あ、あった……!
ど、どうしよう……。
バ、バレたりしないよな……。
「あ、梓、お前なんでメガネかけてんだ?」
「なんでって……、目、目が悪いからに決まってんじゃん」
「コンタクトにはしないのか?」
「えっと……、それは……」
な、なんて言おう……。
あっ、そうだ!
「旬、誰にも言うなよ」
「お、おぅ」
「今、旬が見た通り、俺は女顔なんだ」
旬はコクッと頷いた。
「この顔のせいで俺は、小さい頃に散々いじめられてきたんだ
だから、メガネをかけてあんまり顔が見えないようにしたんだ
ちょうど、目も悪くなってきたしな」
「そうなのか……」
「絶対誰にも言うなよ
もちろん、龍にもだ」
「わ、わかった
じゃあ、俺風呂入ってくるわ」
旬は着替えとタオルを持って、風呂場に向かった。
……よ、よっしゃー!!
バレずにすんだー!!
俺今、自分で自分を尊敬するよ!
マジ、頭いいよ俺!