男子上等!!
あっ、ヤバいっ……
こっちきた……。
「お待たせしました
ごゆっくりどうぞー」
俺は、ケーキを食べながら、さりげなく女の子を見ていた。
「松崎さん、次って誰が休憩でしたっけ?」
「お前だろ」
「そうでしたっけ……?」
「もう、忘れたんか
本当にアホだな」
「アホとはなんですか!
確かにテストで70点以上とったことありませんけど!」
女の子は、松崎とやらに明るく話をしていた。
なんか……、胸が苦しい。
変な感じ……。
すると……
ガラッ...
「休憩終わりましたー」
1人の男が部屋から出てきた。
「じゃあ、これ3番テーブルに持っていけ」
「だって、梓」
「えっ!? あたし!?」
えっ……、梓………?
「お前に言ってんだよ」
バシッ...
松崎とやらがさっき出てきた男の頭を叩いた。
そんなことより今……、梓って言ったよ……な……。
同一人物……なんてこと、ないよ……な……。
ま、まさかな……。
「ふぅー、美味かった
そろそろ帰るか」
龍が言ってきた。
「う、うん」
それで、レジに向かった。