男子上等!!
寮に向かって歩いていると……
「旬」
「なに?」
「ライバルが多そうやな」
「ブッ……!!
いきなり、何言って……」
「まぁ、頑張れや」
それから、俺は龍にからかわれながら、寮に帰った。
in寮
龍は帰るなり、冷蔵庫にさっき買ったティラミスを入れていた。
「そういえば、それ誰の分?」
「アホ、梓に決まっとるやないか」
「あー……、なるほどね
珍しく優しいな」
「何言うてんねん
俺はいつも優しいやないか」
「あー、はいはい
そうでしたそうでした
じゃ、俺部屋で寝るわ」
「おー、おやすみー」
それで、俺は部屋で寝始めた…………、あの子のことを思い出しながら………。