男子上等!!



寮に向かって歩いていると……



「旬」

「なに?」

「ライバルが多そうやな」

「ブッ……!!
いきなり、何言って……」

「まぁ、頑張れや」



それから、俺は龍にからかわれながら、寮に帰った。



in寮



龍は帰るなり、冷蔵庫にさっき買ったティラミスを入れていた。



「そういえば、それ誰の分?」

「アホ、梓に決まっとるやないか」

「あー……、なるほどね
珍しく優しいな」

「何言うてんねん
俺はいつも優しいやないか」

「あー、はいはい
そうでしたそうでした
じゃ、俺部屋で寝るわ」

「おー、おやすみー」



それで、俺は部屋で寝始めた…………、あの子のことを思い出しながら………。



< 47 / 93 >

この作品をシェア

pagetop