男子上等!!
〜バイト終了〜
「う〜ん……
終わった終わったー」
あたしは、背伸びをしながらそう言った。
「お姉ちゃん!」
瑠夏くんがあたしに抱きついてきた。
「ん? なに?」
「今から用事ある?」
特に……、ないよな……。
10時までに帰ればいいんだし。
「別にないよ」
「じゃ、じゃあ、皆でご飯食べに行こう?」
「うん! いいよ
松崎さんには聞いた?」
「ま、まだ……」
「じゃあ、一緒に聞きに行こっか」
「うん!」
それで、奥の部屋に行くと、ちょうど2人共いた。
「松崎さん、杏くん」
「なんだ?」
「なにー?」
「ほら、瑠夏くん」
あたしは小声で言った。
「あ、あの……、この後皆でご飯食べに、い、行きたい……で…す……」
瑠夏くんが顔を真っ赤にして言った。
もぅー……、可愛すぎっ……!!
「俺はいーよー
何も用事ないし」
杏くんが言った。
「松崎さんは?」
「2人が大丈夫ならいいけど」
「じゃー、決まりー
やったね! 瑠夏くん」
「うん!」
あたしはしゃがんで、瑠夏くんに抱きついた。