男子上等!!



「はぁ? なんで俺が?」

「松崎さんは、もう20歳でしょ」

「関係ねぇだろ」

「もー、ケチだなぁ」



松崎さんと杏くんがいい合いをしていた。



「じゃあ、自分の分は自分でということで
松崎さんがドケチなので」

「そうだね、梓」



それで、レジに向かった。



「お会計はご一緒でよろしいですか?」

「いえ、別々でお願「一緒でいいです」



松崎さんが口を割ってきた。



「えっ!? いいんですか?」

「あぁ」

「ありがとうございまーす」
「ありがとうございます!」



あたしと杏くんは同時に言った。


松崎さんが払ってくれてる後ろで、あたしは杏くんの方を向いてピースをして微笑んだ。

すると、杏くんも笑い返してくれた。



どひゃー!!

やっぱ、杏くんかっこいいわー!!



あっ、瑠夏くんはあたしと手をつないでいます。

かなり懐いてくれてます。



「ありがとうございました」

と店員さんの声がした。


会計が終わったようだ。



「おい、帰るぞ」

「「「はーい」」」



それで、あたし達は家に帰った。



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