男子上等!!
女…!? 旬said
「はぁ〜……」
俺……、今日、何回溜め息ついただろ……。
もー!!
頭ん中ぐちゃぐちゃ!!
現在、何故こんなに悩んでるかというと……
ケーキ屋の梓っていう子と同室の梓についてです。
名前が一緒だし、顔もどことなく似てたし……。
もしかして、同一人物!?
なんてことも思った……。
けど、普通に考えてあり得ん。
あー!!
わかんねぇー!!
今までこんなに悩んだことねぇし!!
第一、俺が悩むとか性にあってねぇし!!
「はぁ〜……
もう、今日は風呂入って寝よ…」
俺は、着替えとタオルを持って部屋を出た。
ガチャッ...
「おっ、やっと悩み終わったんか?」
龍が話し掛けてきた……。
けど、今は何にも頭に入んない。
「……」
「まだ、悩んでんのかい」
「………風呂入る」
「今、梓が入っとるでぇ〜って、おーい、聞いとんのか?」
俺は無心で風呂場に向かった。
「はぁ〜……」
俺は溜め息をつきながら、服を脱いでいた。