男子上等!!
水族館 祐輔said
えー、今日は梓が遊びにくる日。
遊ぶのは、俺ではなく弟の瑠夏だ。
瑠夏が前に店に来た時、梓のことをかなり気に入ったらしく、遊びたいと言ってきた。
あんまり、わがままを言わないから、正直嬉しかった。
ずっと無理させてるんじゃないかと思ってたから……。
まぁ、とりあえずひと安心。
あっ、そろそろ時間だ。
じゃあ、店に行くか。
瑠夏は……、どうしよう……。
聞いてみるか。
「おーい、瑠夏ー」
ドタドタッ...
ガシッ!
「何ー?」
俺の足に抱きついてこう言った。
「今から、梓を店まで迎えに行くんだけど…「俺も行くー!!」
俺の言葉を遮るぐらい早く即答した。
「じゃあ、店まで迎えに行ったら、そのまま何処か遊びに行くか?」
「うんっ!!」
「それじゃあ、早く準備しろー」
「はーいっ!!」
そして、準備ができてから車で店に向かった。