In The Rain
駅前のショッピングモールの本屋についた。


ここが待ち合わせ場所だ。


意外に本屋では他人は他人を気にしない。


気にするのは、エロ本を買うガキぐらいだ。


それに…、もしもの時も偶然と言えるし、場所指定もしやすい。


ボクが良く使う場所だ。






白のジャケットがよく似合っていた。


遠くからでもミクが歩いて来るのがわかったのは、やっぱり好きだからか……?






ボク達はどこかには行かなかった…。

車の中がベストだった。
ドライブ中、ボクは会話を止めなかった。



連絡がない日々、毎朝の旦那とのキス。


その事から、ボクはミクが関係を「辞める」と言われるような気がしていたからだった。




いくあてはないが楽しくはあった。


いろんな意味でドキドキ感もあるからだ。
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