In The Rain

月夜に見る夢

毎週、毎度、こんな生活を繰り返していると、段々慣れてくる。


そして面倒になってくるのが常である。


ボクも例外ではなかった。


そう、今までは…。


しかし、未だに変わらず続いていた。


ボクの中では変わり始めたものもあったが…。





(えっ今週ダメなの?なんかあった?)



更に2ヶ月たったある日のメールだった。



その頃は、ほぼ毎週ミクとボクは会うようになっていた。



会わない時は、スイッチも狂い始めたのか、あからさまに元気がないほどだった。



(ゴメン子供と私で、実家に帰ってくるの本当にゴメン。私も会いたいけど、我慢するんだよだから…、ゴメン。)


しゃあない…。



(わかったよ実家、楽しんで来てね)






雨の降りそうな土曜日だった。


その日はミクと会うわけでもないのに、朝から嘘の休日出勤をした。



会社で退屈にパソコンを叩いた。

キョウコの提出書類を処理して…。


ボクは暇過ぎて机にうつぶせた…。










ユーザートラブル



緊急出張



販売店打ち合わせ



接待



「よし、行くか。」


ボクはミクにメール、ヨウコに電話をいれた。


車で約二時間。


行けない距離ではない。

ミクは驚きと戸惑いを隠せずにいたようだ。


(逢いたい…、アリバイも準備できるよ。…けど複雑)


なんてメールが来た。


(もう行くから、よろしくそっちでボクを捨てないでね)



行くぜ!RAV4!!
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