In The Rain
ボクの疲れはきっとピークだったはずだ。

日頃の生活、仕事、今日の移動…。

しかし、そんな時ほど、あっちは元気なのだ。






そのまま、ミクを抱き起こし、向かい会い、動いた。


絡まる音が卑猥に響く。
重なり合う声は吐息と混じり合ってボクを刺激する。



ボクは後方に倒れてミクを突き上げた。

「あっ、あっ、あぁっ、んっ、くっ………」

ボクはミクの動きに合わせながら、両手はミクの胸を持ち上げ、触りまわす。


右手の指先は軽く先端を転がし、左手はミクの背中から腰、更に下へと這わしていった。

絡み合った付近に滑らせミクの固くなった所を弾く。

「はぁっ、はんっ、んんっ、あっ、あっ、いっ、んんっ、アキト…あぁっはぁ、はぁ、んあっ、」


ボクはただ、この時間が長く続けば……っと思った。

途端に寂しくて、切なくてたまらなくなって、ミクを繋がったまま、抱き締めた。



「はぁ、ミク。スゴいよ。溶けそうだ。」

「んっ、はぁ、はぁ、アキト………。」


ボクはキスをして、舌を絡ませ、再度、動きを奥へと向けた。



「あぁぁぁ、はぁっ、あっ、あっ、あっ、んんっ、んぁっ、くっ、んっ、…」



ボクは動きを早めた。

ミクは伸び上がり、両手をボクの胸についた。



ボクはその手をボクの首にまわした。

どこかで見たドラマのようだが…、ただこのまま……、それもアリかと思ったのだ。



「はぁっ、んっ、アキト?どうしたの?」

「はぁ、ふぅ。いやね、ミクに殺されるのも良いかと…」


「くすっ、バカ。アキト……愛してる、いつもそばにいて。」





愛に飢えてるボクには笑顔とセリフと優しさが響いた。




ボクらは形を変えて、動きを早めた。



絡み合う声と体が、もう一度、ボクらを高め、またも、そのまま果てた。





ボクの頬を伝う雫は突っ伏したミクの胸に落ちた。
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