In The Rain

小沢恭子

割と普通な生活が、ただ流れた。


いたって何も変わらない中で、ボクは冷めない熱をひた隠しにして生活していた。



色んな温度差を感じながら……。






「宮本主任、スイマセン…。」

キョウコとも相変わらずだが、最近は少なくなってきた。


「ん?あぁ、ここはね、……。」

「はい…、あっ、なるほど。あと、こっちは…?」

ってか、やたら距離が近いし、それに、もう秋なのに胸元開けすぎっ!



今日は行くから待ってなさい。











「あっ、んっ、あぁぁ、アキトっ、あっ、だっ、ダメ、あっ、んっ、あぁぁ…。」


なんだかんだ言っても…。


結局やるんだよ。


妙なテンションのテレビがうるさい。


何が面白いんだ?この芸人?



そんな事を考えながらも…快楽だけは感じ続ける。



「もうっ、あっ、んんっ、あぁっ…。」


キョウコは小刻みに震えた。その揺れが心地よい。




だが、今日、ここに来たのは別の理由があった。



「キョウコ、まだいけるか?おい?あら?キョウコ?」


「んぅ〜、明日、仕事休んでいいなら…。」


ヤバいだろ!

どこの世界にヤリスギで休ませる会社がある?


「ってかさ、オレまだなんですけど…。じゃあ…はいっ!」


オレはゴムを取ってキョウコに腰を向ける。

キョウコはソレを喉奥へ招き入れる。



グチュ、チュパ、チロッ、グチュ、ヂュル、ヂュル。



相も変わらず卑しい音だ。



「あのさ、キョウコ。」


オレは本題に入った。
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