In The Rain
薄暗い部屋に響き渡る卑しい音がimageとrealを混ぜ合わせていく。




ミクは下唇を噛んで漏れだす声を我慢していた。

それを知った上でボクは何度もミクを壊す。



「ミク……」



ボクは蜜の溢れる場所へ充血しきったモノをあてがい、裂け目をなぞる。

止まらない雫を掬い取りながら、中へと押し込んだ。



「あぁぁぁ、んんっ……」

微弱な震えで動かなくなったミクにキスをして、ボクはかき混ぜながら、最深部に当たるまでゆっくり突き刺した。



グチュ、グチュ、ヂュブグチュ、クチュ、…


「んんっ、あぁ、アキト、もう…、んんっ、あぁっ、ダメ、もうダメ…。」


「んじゃあ、やめる?」


ボクは動きを止めずに、意地悪な事を言った。


「んんっ、ふぁっ、ん〜ん、い…、イヤ。」



ミクは涙目で下唇を噛み締めて首を横に振った。

ボクは奥に先を当てたまま、根元をつかんで振動させながら、かき混ぜた。


基本的にカッコ悪いのであまりやりたくない技だが…。


これが、自分には何もないが、相手に与える感度は絶大のようだ。


「あぁぁ、ダメ、イヤ、あぁ、んぐっ、んんんっ。きっ……んんんっ。」

「ミク……チュッ、愛してるよ。」



ボクはミクを抱きしめ、キスをして…動きを早める。



「あっ、んっ、んんんっ、あっ、はぁ、アキト…んぐっ、チュッ……。」

「はぁ、はぁ、あぁ、ミク、ミク…。」


ボクはミクの口元に胸元をよせた。


「ミク、跡をつけていいよ。ボクはキミのモノだ。」


「んぐっ、あっ、ふぁっ、あっ、いいの?」


ボクは笑顔で頷いた。


「アキト…んぐっ、あっ、チュッ……、んあっ、もう…ダメ、お願い…、あっ、んんんっ、一緒に…んぐっ、…いこう、あぁ、」


ボクは痺れに似た心地よい痛みを感じ、動きをはやめた。

「アキト…あぁっ、んんんっ、あぁ、いっ…」


「ミク…、はぁ、はぁ、あぁ、…ミク、あぁ、んっ、んんんっ」


ボクがミクの中でビクつくのがわかり、体の力が抜ける。


ボクらはしばらく動けないまま、何度も確認するようにキスを繰り返した。
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