仔猫ボーイ




あたしが自腹で買ってきたお菓子を



我武者羅に食べてる真冬に



本題を話した。



拍子抜けする真冬に少し怒りをおさえて…



「まじ恋!!!」



「まじ……まじ恋?!」



一瞬手を止めた真冬は、あたし以上に



大声を上げた。



静かにコクンと頷くと、



真冬も口に入っているスナック菓子を



ジュースで流し込んだ。



「そう…違う学校の先輩なんだけど」



それからこの前の出来事を話して



思ってることをそのまま言った。



相談相手はこんな奴でも真冬しか



いないんだって……



結構頼りになるところもあるし。



「どうすればいい?」



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