仔猫ボーイ
これが恋だと言ってほしいのが
本心なのかな。
相談したのに自分の思考が言うこと効かない。
「分かった。潤が言うなら
恋なんじゃねーの?後悔しても知らねーけど」
「…うんっ!!!ありがとう!助かった!」
その言葉が聞きたかったんだよ。
あたしは嬉しくて思わずベットにダイブした。
けど電話番号もメールアドレスも
聞いてないのにどうやって連絡とればいいの?
もしかしたらもう会えないかも知れない…
どんどん不安が募る中、
それに見かねた真冬は制服から
携帯を取り出して誰かに電話をし始めた。
電話中だから声を出さないように
耳を澄ますと、しばらくして
電話は切られた。