私立帝誠学園生徒会
「でも、僕たちにも責任はあるんじゃない?」
事の顛末を見ていた可愛らしい男の子が割り込んでくる。
「んー、まぁそう、だな・・・」
煮え切らない態度の野球部員の人。
そのまま顎に手をあてて、何かを思案している様だった。
「・・・じゃあ、会長に言ってみるか。あの人に言ったらなんとかなりそうだし」
「そだねー、僕もさんせーい」
その言葉に同意した可愛らしい男の子と一緒に、よく分からないまま生徒会室まで連れてこられて。
…な、なんか大変なことになりそう……
心の中で密かにそう思いながら、私は生徒会室に足を踏み入れたのだった。