教室の秘密



『あ-止まったわ』


『ごめんなさいm(__)m』


『大丈夫だってこの前も鼻血出たし笑』



『うーん.....』




『もぉ遅いから送るね』





私の頭をぽんぽんと撫でた先生の手を捕まえて
抱き着いた




これからまたあの
押し潰されそうな空間に戻る事の孤独感と


先生の香に包まれた安心な場所から離れてしまう事


複雑な気持ちから
先生にしがみついて
泣きじゃくってしまった
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