教室の秘密
秋人とロビーに向かった
ホテルの廊下は怖いほど静まりかえり天井からクラシックのBGMが静かに流れる
エレベーターのボタンを押した俺の後から秋人が喋る
『こんな事になるんだったらあんたに渡さなければ良かった.....あんたが居なかったら俺が幸せにしてやれた』
『今は何を言われても受け止めるよ......』
『ずいぶんな立場だな.....今頃あいつ泣いてるよ...........』
『..........』
『見損なった』
そう言われてもしょうがないのかな
空.....君は皆に愛されて
幸せになってくれ
俺じゃない誰かと
恋をして
愛されて
乗り越えていきたかった
君と
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