教室の秘密

小指




その後も何事もなく

最終日をむかえた




飛行機の席割によると
クラスの最後私だけ皆と乗れずに後ろの席になった。



あー私も前に行きたかったよぉ〜




飛び立つ前に寝不足で眠りについた




『空〜起きてーついたよー!!あれ??空指輪なんかしてたっけ?』


『指輪?』



右の小指には
ピンキーリングがはめられていた



『秋人〜やるじゃん〜』


彩が冷やかしながら言っても秋人は無表情で私達の顔を見た


『何言ってんだおめーら笑』




『早く降りろー』

後ろから隣のクラスの担任が客室乗務員さんを横目に歩いてきた


『早くこいよー』


秋人は彩と私を置いて出口に向かった



『先生!!!ここ座ってたのって誰かわかりますか?』


『えーここは.....古谷先生だぞお前らの担任なんだから先生が座る席ぐらいおぼえとけよー』




軽く説教をくらった
私と彩は それ以上に
強力なボディパンチを喰らった








嬉しいようで
切ない

贈り物
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