†・οヴァンパイアο・†
「あっそうそう!!これねちょっと特別なのっ。」
稜の眉が少し動いた。
「稜クンはわかったよね?」
「何々どういうこと?」
ずっと目を輝かせながら聞いていた叶が話に入ってきた。
「じゃ実際に試してみる」
相変わらず千穏は楽しそうだ。
「痛そうだからやめとくよ。」
何かを察して叶は苦笑いしながら断った。
「そう?つまんない。」
「ねぇそれにどんな術かけたの?」
5人の中で一番年下のような璃緒が言った。