†・οヴァンパイアο・†
「へぇ璃緒チャンて詳しいんだね!!」
千穏が不思議そうに、話した。
「私の得意分野なの。」
照れているのか、うつむいてしまった。
「でもね、君たちの世界の術とは違うよ。」
「千穏ッッ!!」
千里がそれ以上話すなと言うかのように名前を呼んだ。
呼ばれた本人は、特に気にしていないようだ。
「無駄話はこれでおしまい。話したい事があったけどまた明日。部屋に案内するから、ゆっくり休んで。」
苛立っているようだ。きっと千穏のせいだろう。
「千里が案内するの?」
千穏の呑気な声が聞こえた。
「そんなに自慢したいの?」
千里たち以外みな内容がわかっていない。今度は何が始まるのか不思議そうだ。
「いいよ。でも、私は部屋で休むから。」
「うん!!」