キミの心Ⅱ-いつまでもキミと一緒に-
あたしは家に向かった。勇斗の家じゃなくて、あたしの家。

あたしの荷物は全部勇斗の家に運んだけど、別れを告げたかった。長い間住んでいた家だから。




…??

あたしの家の前に…誰かいる…!!

…誰??


近付いてよく見てみると…愛しい人の姿だった。



「よお!!」


「やっほ♪どしたのっ??」


「歌音はこっちに来るかなーと思って」


「あははっ!当たりだねっ」


「ほらっ!行って来い!!」


「いいの??」


「あぁ。別れを告げたいんだろ??それには1人がいいだろ?…俺はココで待ってるからさ」


「…!!ありがとっ!!急いで行って来るね!!」


そうあたしが言うと勇斗は優しく微笑んでくれた。



< 10 / 75 >

この作品のキーワード

この作品をシェア

pagetop