キミの心Ⅱ-いつまでもｷﾐと一緒に-

―ガチャッ―

勇斗が家のドアを開けた。



「あ!!いらっしゃぁ～い!!」


―パタパタパタパタパタパタ!!―


勇斗のお母さんが、スリッパの音をさせてこっちに走って来た。


「これからお世話になります」


あたしはペコリとお辞儀をした。


「いえいえ!!どうぞよろしくね!!」



勇斗のお母さんは明るい人。…面白い人なんだ!!


「歌音ﾁｬﾝの部屋もちゃんとあるからねっ」


「ホントですかっ!?ありがとうございますっ!!」


「いえいえ。今日から歌音ﾁｬﾝはあたし達の家族の一員だもの」


「ありがとうございますっ!!嬉しいです」


あたしはまたペコリとお辞儀をした。