キミの心Ⅱ-いつまでもキミと一緒に-
「どうかしたか??」


ずーっと違う方向を向いていたあたしを勇斗が心配してくれたのだ。


「んー。なんかいつもと違う集団だなぁって思って」


あたしがそう言って初めて勇斗が振り返った。

いつもギャラリーが付きまとってる勇斗は気にしてなかったみたい。

ついでに裕里クンと未来も全然気にしてない。


「…誰だ先頭の顔が同じ女2人は」


「転校生らしいよ」


「ふ~ん」



「……なんか近付いてくんだけど」


「…ホントだ…困る」


「顔伏せとこうぜ」


「…うん」


そしてあたし達はテーブルに突っ伏した。


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