終わりの空は
はじまりの空

雨空

あれは晴れた空の日だった。


晴れ渡る空はどこまでも青く広がっていた。


しかし、そんな空とは逆にこの日の人々の顔は曇っていた。


高校のクラスメートが集まっていた。


一人のクラスメートを見送るために。


「新羅拓人」彼は私にとってかけがえのない友人だった。


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