終わりの空は
「杏菜だって眠いだろ?」


「それは…まぁ」


「だったら少しだけ!」


「10分だけだよ。」

「やったね。」


…勝った。


10分だけで終わらす気などさらさらなかった。



今日はもう1日寝て過ごすと決めた。


早く温かい布団にくるまって寝たかった。


僕は席を立ち、二階の部屋を目指した。


杏菜もアクビをしながらついて来た。



部屋のドアを開けると愛しいフカフカのベッドが待っていた。


あぁ、やっと寝れる。


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