no title
「なんで南原くんっ?!」


びっくりしたアタシは思わず声が大きくなった。


「だって一緒に来てたじゃん。」


「いや来てたけど…
来てたってゆうか…
たまたまってゆうか…」


何言い訳してんだアタシ。違うって言えば良いじゃん。と思いながら弁解した。


「違うんだあー。」


実はアタシは早苗に立川くんが気になってることを話ていない。


まだ気になるぐらいだし、幼なじみの早苗に言うのはなんだか照れくさかった。


「好きじゃないの?」


「うん。
あっそれよりさあ昨日のテレビ見た?」


アタシ達はいつものような会話に戻り、しばらくしばらすると授業の始まりを告げるチャイムが鳴った。


.
< 7 / 21 >

この作品をシェア

pagetop