◆太陽のごとくあいつは◆
『じゃぁ、あたしはあんたの引き立て役ってことで登場したわけ!?』
こんなこったろうと思ったよ~(泣))
美夏はショック×100。
『でも、美夏ねぇなら逆にこっちが危ないよ』
晶螺が笑顔で言う。
『上手いこと言っちゃって!』
ホっとため息をついてソファーに座りなおす美夏。
『ホントだよ。そのほうがやりがいあるし。
半分怖いけど。幼児体験がうずいて…』
晶螺は胸をポンっと叩いて得意そうだ。
ん?
ちょっと待って。
『??…幼児体験?』
『ぉい、美夏ねぇってば覚えてないの。
昔っから口が悪くて、人を叩き潰すの得意だったから
せっかくいじめっ子がいなくなって内心ホっとしてたのに
俺まぁたいじめられるんじゃないかってさぁ---』
晶螺が美夏の方を向いて、ニカっと笑って見せると、
『このヤローっ!』
雑誌やらリモコンやらが飛んできた。
またか…
『いでっ!いででっ、痛いよ、ごめん~』
『ったく。』