◆太陽のごとくあいつは◆



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が、次の朝美夏が起きると




『…ん-----ぇっ!?』



隣にはなぜか晶螺が丸まって寝ている。


か、顔が近いっ!!!


何何???


何これ、これは何???



身体を起こしてひたすらパニくる美夏。




ぁ…そっか。




急に、昨夜"カミナリなんかへーきだよっ"と焦っていた晶螺を思い出した。


あれは強がりだったのだ。




プっ…かーぁいい♪




それで今朝は妙に機嫌のいい美夏だった。








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外はまだ昨夜のように雨が降っている。



『ぁ~、これじゃぁ室内で筋トレかなぁ…』



晶螺は不満を漏らした。



『……ぁっ、そーだ☆』



やがて何かひらめいたかのような顔をして、平然として美夏とともに部屋を出た。





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